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9.242022
台風と産地偽装について
こんにちは。組合員28号です。
台風が毎週来ているような感じでひやひやしています。
というのも今ちょうど成熟期で最も実が重く、まだ落果期ではないので枝への負担が一番かかる時期なのです。
その時期に暴風域に巻き込まれると枝が風に振り回され、実が落ちるどころか枝ごとボキッと折られてしまいます。もちろん落ちた枝先の実は未成熟果となり、売り物にはなりません。
幹(主幹)から近い順に、主枝・亜主枝・側枝・結果母枝・結果枝(実がついてる所)と細くなっていくのですが、放棄園などカミキリムシなど枝への虫害が深刻な場合、主枝の根元からボッキリ、最悪主幹の根元から折れ倒木ということもあります。
幸い当組合の圃場では今のところ14号15号の影響は少なく、落果もさほどではなかったので一安心しています。
さて、今年も予約販売を開始させていただき、ありがたいことに2週間を待たずに予定数を超える予約をいただきました。ありがとうございます。
折からの物価高騰は農業も例外ではなく、肥料などは50%程度の値上がりが1年のうちに何度もあるような状況です。当組合でも残念ながら価格に反映させていただき、お客様には申し訳ありませんが、値上げをさせていただきました。
今年は全国的に栗が需要過多な状況だそうで、茨城では早生品種からすでに高騰しております。そうなってくると毎年問題になるのが産地偽装です。
以下は今年3月に、組合長が取材を受けたものですが、実際、某百貨店物産展において飯沼栗の産地偽装があり、農林水産省に通報・警告をしていただいた案件もあります。
組合の先輩方によれば、飯沼栗の10キログラムの空箱が盗まれたり、闇取引(?)され、他産地の栗を詰めて販売されていたこともあるそうです。
飯沼栗は例年10月下旬より出荷開始となります。9月~10月上旬の販売は品種的に物理的に不可能です。十分にご注意ください。また、産地偽装が疑われる販売がありましたら問い合わせフォームまでご連絡ください。
なお、当組合直販の案件としましては、9月24日現在、ホームページ販売、イオンショップ様、茨城町ふるさと納税返礼品の3つとなります。
豊洲市場ドットコム様、ヤフーショッピング様でも販売を確認しておりますが、そちらは公設市場経由となりますので産地含めまして品質等につきましては各ショップ様にお問い合わせください。